プレゼンのコツ超入門ポイント~プレゼンの構成~

プレゼンのコツ
プレゼンのスキルはビジネスマンにとって必要とされることの多いスキルです.

取引先やクライアントへの提案, 製品やサービスの魅力, 導入メリット等をしっかりとプレゼンできれば大きなビジネスチャンスを掴むことにもつながるかもしれません.

ここでは内容の構成の流れとスライドのデザインの基本について, プレゼンのコツを紹介していきます.

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良いプレゼンとは

プレゼンテーションでは自分の考えを相手にきちんと伝えなければなりません.

プレゼンは伝えたい相手の顔を見ながら, 内容を伝えられる機会です.

目的を明確にして, しっかりと準備する必要があります.

プレゼンでは限られた時間の中で行うため, シンプルかつ明確に行います.

聞き手に対して最も伝えたいメッセージが明確になっていて聞き手に伝わるプレゼンは良いプレゼンです.

又, 相手に興味を持ってもらえるようなストーリーを論理的に展開することも大事です.

論理的と書きましたが, これは話(スライド)と話(スライド)の関係性です.

話があちらこちらに飛躍してしまうと聞き手は何の話を聞いているのか途中で分からなくなってしまいます. こうなってしまうと良いプレゼンテーションとはいえません.

内容の構成が良くても, スライドのデザインが良くないとその魅力は半減してしまいます.

スライドの文字が小さすぎて聴衆に見えない, スライドが全体的にごちゃごちゃして分かりにくい, 文字が多すぎて読むのに疲労してしまうといったことがあるようでは, せっかく内容が良くても聞き手にストレスを与えてしまいます.

良いプレゼンテーションとは, 構成(話の流れ)とスライドのデザインの両輪が優れているのです.

プレゼンの構成

プレゼンの資料を作成するときは, いきなりPowerPointなどで細部にスライドを作るのではなく, 大まかな流れ・見出しなど伝えたいことを書き出しておきます.

プレゼンの構成をどのような構成にすればよいか思い浮かばないときや, 初めてプレゼン用の資料を作成するといった場合は, 型に当てはめて流れを作ると分かりやすくなります.

【一般的で分かりやすい構成の例】

  1. はじめに(挨拶・概要等)
  2. 現状の説明
  3. 課題の提示・明確化
  4. 解決策の提案と具体策
  5. まとめ

プレゼンの構成

1.はじめに

プレゼンの導入部では挨拶, 自己紹介, プレゼンの趣旨, 目的, 概要などの説明から入ります.

良いプレゼンはつかみが重要です.

何について話すのかテーマを知ってもらい, 聞き手に「聞いてみたい」「面白そう」と思ってもらえる導入が理想です.

まずここで聞き手を惹き込み良い印象を植え付けたいところです.

2.現状の説明

聞き手の現状への認識を同じラインに揃えるために現状の説明を行います.

聴衆はその分野に詳しい人・そうでない人など様々な立場の異なる人が混在している場合があります.

聞き手が現状に対して知っている内容のレベルを,
ここでは共通の認識として揃える必要があります.

3.課題の提示・明確化

現状から目的までのギャップとなっている課題を明確にします.

ここで聞き手に課題の認識を持ってもらいます.
ここで出た課題が次の段階で解決策を提案する下地になります.

課題の提示後は, 課題の原因を追究し, データの提示なども併せて行います.

4.解決策の提案と具体策

先程認識した課題を, 今度は具体的に解決する方法を提案していきます.
このプレゼンのメインの部分とも言えます.

映像や実演などの演出が活きるのもこの部分です.

5.まとめ

目的・趣旨の振り返り, 次の展開や今後のスケジュールなどを盛り込みます.

全体の振り返りを行い, 重要なポイントは再度繰り返して強調します.

プレゼン用スライドの作り方のコツ

良いプレゼンテーションをするためにはスライドの資料もしっかりと準備しておくことが必要です.

ここでは分かりやすいスライドを作るために特に重要なポイントを紹介します.

1スライドに文字が多すぎると分かりにくい

プレゼンのスライドの文字を聴衆が見て認識する時間は限られています.

1スライドの中の文字数が多すぎると, 読み終わる前に次のスライドに行ってしまったり, そもそも読む気が失せます.

1スライドの文字数が多いということは重要な情報・メッセージが探しにくくなり何を伝えたいのか分からなくなってしまうでしょう.

1スライドでは1つのメッセージを伝えるようにすることがポイントです.

重要な点を絞って表示することで, スライド内の文字も大きいサイズにすることが出来れば, 遠くの聴衆にも見やすくなるという効果もあります.

文字で説明するよりも図や写真を使って視覚的に表現することもスライド作成のポイントです.

文字のフォントは視認性の良いものを

スライドに使う文字のフォントは, 選び方次第で資料の読みやすさと印象に大きく影響します.

スライドに使う文字のフォントは, 高い視認性が求められるため,

和文であればゴシック体のもの,

欧文であればサンセリフ体と呼ばれる縦と横の線の太さが同じタイプのものを使用しましょう.

具体的には和文フォントはWindowsであればメイリオ
Macの場合ヒラギノ角ゴ, 欧文フォントはSegoe UIがおすすめです.

Segoeの読み方は一般的にはシーゴーとと読まれます.

色数を使いすぎない

スライドをカラフルにしすぎてしまうというのはPowerPointの使い方が少し分かってきたころに陥りがちなパターンです.

色を規則なくたくさん使ってしまうと, 全体的にガチャガチャ・チカチカして見えてしまいます.

逆に色数が極端に少ないと, 要点が分かりにくい・手抜きに見えるなどの問題も有ります.

色数は適度に使うことが重要で, 色の数を3~4色程度にするとスライドが締まって綺麗に見えます.

文字に色を付ける場合は, 本当に重要なところだけに使うなどのルールを自分で決めて使いましょう.

色の使い方を統一するだけで見栄えがグッと良くなります.

リハーサルや準備も重要

自分以外の誰かにプレゼンの練習を聞いてもらうことも重要です.

全体を通しで聞いてもらって分かりにくいところ・良かったところなどのコメントを貰います.

自分では意識していなくても徐々に早口になっていたり, 文字が小さくて見にくいところなど, 第三者の視点で見てもらうと気になるとことが意外とあるものです.

スライドの問題点や話のつながりが良くないところなどの直すべきポイントも,実際に声に出して読むことで分かる部分もあります.

スライド作成・デザインは奥が深い

スライド作成については上で上げた以外にも色の使い方や配置など様々なテクニックがあります.

プレゼン用の資料を分かりやすく見栄えが良く洗練されたものにしたい方は,
詳しく書かれた書籍も多く発刊されていますので一度参照してみるのがおすすめです.
プレゼン資料作成おすすめ本5選 | 見やすい資料作りのコツや伝わるデザインの入門書