QC検定2級を会社から受けるよう指示された人必見!試験内容・合格までの勉強方法

QC2級会社でQCの勉強会の講師をするようになり,
意外と上司からの指示で受験する人も多いということが分かりました.

QC検定の2級は3級よりも内容にボリュームがありますし, 計算問題も増えます.
学習に必要な時間も必要になってきます.

資格取得のための負担を出来るだけ軽くしたい方や試験までの勉強時間が限られている方に向けて,
今回はQC検定2級の試験内容とできるだけ効率良くQC検定2級に合格する方法を紹介します.

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QC検定2級のレベル

一般的な職場で発生する品質に関係した問題の多くをQC 七つ道具及び新QC 七つ道具を含む統計的な手法も活用して,自らが中心となって解決や改善をしていくことができ,品質管理の実践についても,十分理解し,適切な活動ができるレベルです.
基本的な管理・改善活動を自立的に実施できるレベルです.

対象となる人物像

・自部門の品質問題解決をリードできるスタッフ
・品質にかかわる部署の管理職・スタッフ (品質管理,品質保証,研究・開発,生産,技術等)

QC検定2級の試験内容

QC検定2級の試験内容は品質管理の実践編と手法編の2つに分かれています.

品質管理の実践分野は語句の意味などを問う問題が多いのに対し,
手法分野はいわゆる計算問題が多く出題されます.

品質管理の実践

  • QC 的ものの見方・考え方
  • 品質の概念
  • 管理の方法
  • 新製品開発
  • プロセス保証
  • 方針管理
  • 機能別管理
  • 日常管理
  • 標準化
  • 小集団活動
  • 人材育成
  • 診断・監査
  • 品質マネジメントシステム
  • 倫理・社会的責任
  • 品質管理周辺の実践活動
品質管理の手法

  • データの取り方とまとめ方
  • 新 QC 七つ道具
  • 統計的方法の基礎
  • 計量値データに基づく検定と推定
  • 計数値データに基づく検定と推定
  • 管理図
  • 抜取検査
  • 実験計画法
  • 相関分析
  • 単回帰分析
  • 信頼性工学

合格基準

手法分野・実践分野の各分野の得点が概ね50%以上であり,
総合得点が概ね70%以上であること

効率良く合格する勉強法

2級の合格の基準は70%です.

合格するためには7割以上得点できれば良いので,
必ずしも満点を狙う必要はありません.

限られた勉強時間の中で出来るだけ負担をかけずに一発合格したいという方は,
70%得点できるようにまず問題集を1冊を最初から最後まで一気通貫でやりぬくことがお薦めです.

一通り終わったところで
本番と同じように試験時間を測りながら過去問を解き,
理解度の低いところをあぶり出します.

正答率の低いところの問題を繰り返し解くことで,
最初は分からなかったところも後で理解を深めることが出来ます.