3C分析~これぞビジネスの定番フレームワーク~

2018年12月3日

 

 

 

 

スポンサーリンク

3C分析とは

3C分析では経営に重要な利害関係者である顧客, 競合, 自社の3つの視点で分析をします.

3CのCはCustomer, Competitor, Companyの頭の文字をとったものです.

顧客, 競合, 自社の立場の異なる3視点で考えることでバランスの良い経営戦略を立案できます.

 

3C

 

顧客(Customer)の視点のポイント

顧客の分析では, 潜在的な顧客を特定するため以下のような項目について分析をしていきます.

ミクロ的に見た場合

  • 顧客の購買決定までのプロセスはどうなっているか?
  • 購買の決め手になっているものはなにか?
  • 顧客はどのようなニーズを持っているか?

マクロ的に見た場合

  • 市場の規模はどうなっているか?
  • 市場の成長性はどうか?
  • 市場構造はどうなっているか?

 

競合(Competitor)の視点のポイント

競合についての分析を行うことで, 業界の競合相手のことを詳細に知ることができれば,

自社のもつ強みと弱みを相対的に判断することができます.

競合の詳細を把握するためには以下のような項目を分析します.

  • 競合する企業はどこか?数はどれくらいか?
  • 競合の強みと弱みはなにか?
  • 競合の業績はどうか?
  • 競合の戦略の方向性はどうなっているか?
  • 競合の市場シェアはどうなっているか?
  • 新規参入の可能性は?参入(撤退)障壁はどの程度か?

 

自社(Company)の視点のポイント

自社の視点とは上二つの視点を自分の会社に照らし合わせたもので,

自社の企業活動について以下のような項目で定性的・定量的に分析します.

  • 自社の業績はどうか?
  • 自社の経営資源は十分か?
  • 自社の強みと弱みはなにか?
  • 自社の戦略の方向性はどうなっているか?
  • 競合と差別化できるポイントはなにか?

 

3つの中で最も重要なのは顧客の視点で, 顧客満足を第一に考えなければなりません.

次に競合に対していかに優位性を発揮するかを考えます.

優先順位でいうと顧客, 競合, 自社の順になります.

 

顧客, 競合, 自社の3つの視点で分析を行ったら,

これをもとに自社が業界内で優位に立つためのポイントや成功要因を見つけ, 戦略として立案します.